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工場・倉庫の屋根修理はカバー工法がおすすめ!その理由を詳しく解説します

2023年12月18日|ニュース

工場・倉庫の屋根修理はカバー工法がおすすめ!その理由を詳しく解説します

工場で使用されているスレート屋根の多くは波型スレートと呼ばれる屋根材でセメントと繊維を混ぜ合わせ波型に成形したものです。

波型スレートは耐用年数25年と比較的長く耐火性や遮音性にも優れておりますが、その反面汚れが付着しやすいです。また、屋根材自体がサビることはありませんが、屋根材を固定しているボルト部分は錆びますのでそこから雨水が侵入してしまう可能性があります。

 

そこで工場・倉庫屋根の修理や改修方法として多く用いられるのが「カバー工法」という屋根改修方法。

本記事では、工場・倉庫屋根にカバー工法がおすすめされる理由について解説していきます。

 

~カバー工法とは?~

「カバー工法」とは、既存屋根を撤去せずに、そのまま上から新しい屋根材を被せる方法です。古い屋根の上から新しい屋根を重ねる形になるため、重ね葺きとも呼ばれます。一般住宅の屋根から大型倉庫の屋根まで、幅広く使われている工法です。

多くの工場や倉庫でカバー工法による屋根修理が行われています。カバー工法がおすすめされる理由には、次のような点が挙げられます。

~カバー工法がおすすめされる理由~

■工場を稼働したまま施工できる
屋根が設置された状態で工事を進められるため、工場の稼働を止める必要はありません。室内の機械や製品を移動させる必要もないため、通常通りの稼働を維持できます。また、落下物が発生するリスクもないため、安心安全に工事を任せられるでしょう。工場の稼働が心配で改修工事に踏み切れなかった企業さまでも、カバー工法ならご心配いただくことはありません。

■アスベストの撤去・処分費がかからない
2004年以前の波型スレートはアスベストが使われているため、現存する波型スレートにはいまだアスベスト入りのものが多く見られます。アスベストとは石綿のことで、そのアスベストの細かい繊維質を屋根材の形状に加工しているのがスレートです。

アスベストは建材の耐久性を高めるため、以前は多くの建物に使われていましたが、健康被害が報告されるようになり2004年からはアスベストを含む屋根材は製造が禁止されています。

アスベストを適正に廃棄する場合には多額な費用がかかってしまうため、アスベスト含有の屋根材の場合、解体・処分には別途費用がかかります。ですがカバー工法であれば、既存の屋根を撤去することなく工事が可能であるため、費用を抑えることができます。

■防音性・断熱性UP
カバー工法は、既存屋根の上に新しい屋根を被せる工法です。屋根が二重になることで、防音性や断熱性を高める効果が期待できます。とくに近年では、国内で集中豪雨が多発しているため、雨漏りのリスクが減ることは大きなメリットだと考えられます。また、二重にすると雨音も響きにくくなるため防音性も高められるでしょう。

■工期が短い
カバー工法の場合、既存屋根の上に新しい屋根を被せるため、古い屋根を撤去する必要がありません。屋根の撤去工事や養生の必要がないため、短期間で工事を終えられます。工事中はどうしても工事音などで近隣住民に迷惑をかけてしまうため、できるだけ工期を短くすませたい工場関係者の方におすすめです。

~施工方法~


①転落防止ネット
転落防止ネットを敷きます。
経年劣化でスレート屋根にひび割れが発生していることがあり、歩くと割れて踏み抜ける危険性があるため、スレート屋根の踏み抜き落下事故の安全対策として有効です。


②下地処理
古いスレート屋根を固定していたフックボルトの突起を切断し、屋根をフラットにします。


③屋根材取り付け
新しい屋根カバー材を既存の屋根に取り付けます。
軒先から順に設置していきます。


④シーリング
屋根カバー材の縦の重なり部分にシーリングを充填していきます。
雨水が中に侵入するのを防ぐ効果があります。


⑤墨出し
屋根カバー材にボルトを打つための位置をマーキングします。
基準線や位置を確保し、正確にボルトを打つことができます。


⑥仮留め
本締めまでの間の一時的な固定、仮留めをしていきます。 仮で締めていくことにより、歪みやズレを防ぐことができます。


⑦本締め
最終的な本締めを行います。
本締めにより、しっかりと固定されるため、強度と安定性が確保されます。


⑧板金工事
端部、ケラバ、軒先、棟を取り付けます。
屋根カバー材と同様にコーキング、墨出し、仮留め、本締めの順で取り付けていきます。


⑨工事完了

~業者選びに欠かせない4つのポイント~

■point① 訪問販売は悪徳業者の可能性があることを覚えておく
屋根・外壁工事業界は悪徳業者が非常に多い業界となっています。中でも訪問販売は、大半が悪徳業者です。約束のない訪問や、19時以降に訪問が来た場合、まず疑ってかかるべきですが、訪問販売という地点で断るべきです。
※極まれにですが、訪問販売の中には優良業者もいます。

■point②公共工事やハウスメーカーの施工を行っている業者を選ぶ
悪徳業者や反社会的勢力と接点がある業者は、官庁の公共事業や大手ハウスメーカーからの施工を行うことができません。なぜなら、そのような施工は、会社概要や施工実績など、会社的信頼がないと審査の段階で除外されるからです。怪しい業者が営業に来たときは、会社概要や施工実績を確認しましょう。

■point③「ほう・れん・そう(報告・連絡・相談)」が徹底している業者を選ぶ
悪徳業者の場合、お客様の目が届かないことをいいことに、作業工程を省いたり、希望と違った材料を使用したり、利益優先で安く・早く済ませようという業者がいます。何度でも見積りを出してくれて、使用する材料の種類・色を一緒に確認してくれて、いつでも相談に乗ってくれる業者を選びましょう。

■point④資格の有無で悪徳業者を見分ける
屋根・外壁工事業界にはいくつか資格があり、中には取得の難しいものもあります。それらを持つ職人がいる業者は、優良である可能性が高いと言えます。また、過去の実績が多い業者や公共工事などの実績がある業者は、より信頼ができる業者と言えるでしょう。

~まとめ~

工場スレート屋根の改修にカバー工事がおすすめされる理由をまとめると

・アスベスト撤去処分費がかからない
・工期が短く済む
・屋根が二重になるので防音、防水効果がある
・工場の稼働を止めることなく工事ができる

となります。

工場の屋根というものは、単に雨風をしのぐだけのものではなく、工場機能の維持や労働環境の向上などに必要な機能性を持ったとても大切な部位だと言えます。そのため、屋根のメンテナンスを怠ってしまうとさまざまな問題が生じてしまう危険があると考えなければいけません。

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